31 August 2012

九年目のウクレレ


ウクレレ始めて9年目。

10年続ければ何か見えるだろう、と思ってしんどい時もやめたい時も弾き続けてきましたが、最近は何とな~く前に進んでいる感じがします。
自分では上達した、という感覚はないのです。ウクレレ始めて2年目くらいの時が、一番指は動いてた気もしますし。でもずっと僕のウクレレの練習を聞かされ続けてきた妻は、「昔に比べれば上手くなったよね~」と言ってくれます。どれくらい昔と比較しているのか分かりませんが。
10周年までの最後の一年で何かパチッと開眼する…という事はなくて、これからもじわじわじわじわ掴んでいくんじゃないかな。

最近はYouTubeや、TwitterをはじめとするSNSのおかげで、色々な方面から刺激を受けられるので、ちょこちょことつまみ食いするみたいに新しいことにチャレンジできて楽しいですね。
ウクレレのモチベーションを保つためにこのブログを更新していた時期が懐かしいです。


僕がウクレレと初めて出会ったのは、当時下北沢に住んでいた友達の家に遊びに行った時でした。
友達のお友達が、その日たまたまウクレレを購入して持って来てたんですね。
みんな弾き方が分からないもんだから、セットで付いてた教則本を見ながら弾いたら…
あら、Love Me Tender(オーラ・リーだったか?)が弾けちゃった!

すげえ!!簡単だ!!!

バイオリン&ギター挫折組の僕が、数日後にクロサワ楽器で初めてのウクレレを購入していました。
もちろん、妻の許可&後押しをもらってですよ~。
あの時の妻のアドバイスには今も感謝しています。

「もうちょっと高いの買いなよ。こっちの方が音がいいって!」

結果、数千円の候補を蹴って一万六千円のフェイマスを買いました。
あのフェイマスがファースト・ウクレレじゃなかったら、続けてたかどうかちょっと分かりませんね。


僕の場合はそれから少しずつ、色んなウクレレの人と出会っていきました。
自分は、友達が少ない方だと思います。そんな僕でも何年かやっていると、意外なほどウクレレの仲間がいるのです。今でも信じられない感じがします。
僕自身はどちらかというとウクレレに癒しやゆるさを求めてはいないのですが、とにかく不思議な力を持った楽器ですよね。


僕は今、安曇野に暮らしてウクレレを弾いています。
10年を過ぎても、出来れば一生、ウクレレを弾いていたいと願っています。

こういう事を軽々しく書くべきではないのかもしれませんが、たとえ将来、身体の一部や機能を失うことになったとしても、僕はウクレレを弾き続けたい。
ウクレレは、それが可能な柔軟さを備えた楽器だと思うのです。

そしてだからこそ今、出来るだけウクレレに親しんでおきたい。
いっぱい弾いて、色んな曲が弾けるようになりたいし、一つの曲をとことん弾きこんでもみたい。
セッションができるようになりたいし、アドリブができるようになりたいし、オリジナル曲もつくりたい!
でも、あれもこれもで放っておくと中途半端な感じで先に進まないんですよね。もう何年もそうだったので分かります。

ひとつ強力な目標を掲げて、数々の「やりたい・なりたい」を、そこに向けていけばいいのかな~と思っています。
実は最近、思い付きで口に出してみて案外気に入ってしまった目標があるのですが。


「イタリアのウクレレフェスティバルに出演して、カンツォーネを歌う!」


これですよ、これ。
最近のイタリアでのウクレレムーブメントがどうなっているか知らないので具体的にどうすればいいのかはこれからですけど、
…これでもう次の10年もイケるかな?